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ボラが先か、防災人が先か


さ~っ まとめて行きましょう

結論は「ボランティア」をする事ではなく、「災いに遭遇した時に何をするか?災いが発生した時にどうするのか?」であって、その行いがたまたま無利益・無利害となることから「ボランティア」といわれるだけなのです。

 

しかし、大きな地震や洪水などの時には、影響の無い外郭からの援助が必要な為、災害時に支援を行える方たちを「災害時支援ボランティア」という器でククってあるのです。

 

しかも、その「災害時支援ボランティア」のうしろ側にも更なる支援が必要!

これは初期の活動者だけでは、多くの問題を解決する事も、物資を手配する事も出来ないからです。

 

「あなたにも出来る事がある」

という意味は、この後方支援にも目を向けていただきたいという思いと、「アナタ」の人付き合いなど、「アナタ」の持つ筋・つながりを有効に用いる事を考えて欲しい!という思いがこめられています。

 

しかし緊急時にアナタの筋を用いるにも、アナタが防災活動や支援活動を行っている事を周囲の方が知っていなければ、緊急時に逐次、時間をかけて説明することから始めなければなりませんよね。

 

ならば、事前に「アナタ」を軸とした活動チームを作っておけばスームースだと思いませんか?!

きっとここで「ボランティア」という言葉を始めて使う事になるのではないでしょうか。

 

例えば、

「被害に遭わない、犠牲にならない」を軸に考え、組み立てておき、それでも「万一、被害にあったならば。」と掘り下げていただく事で、

①知恵者を側に置いておくのか、②自分が知恵者になるのか?の方向性が見えてきます。

 

けっして「ボランティア」を一番に考えないでいい理由がここなんです。

 

支援を行うには

「災い」の事、「発生時の避難者の状況」をそれなりに知っている事で可能となります。

しかも、アナタに行える許容範囲も関係してきます。

 

この辺りからスタートをきっておかなければ、自分ができる支援の限界もわからずに、依頼を受け続ける事となり、最後には「ボランティア難民」となってしまいます。

 

難民になってしまうと、アナタの生活自体をカバーしてもらわなければなりませんよね。

これが、「被災者と同じ待遇・処遇となる」という瞬間なのです。

この状況が、第一陣として向かった「専門・専従活動者」や「外郭からの支援者」に該当するのです。

 

そこはすでに物流の止まった世界。

被災地から天高く手を挙げても見えない・目に入らないくらいの情報量

そんな中で、希望を発信しても拾ってくれないのも発災当初です。

 

そんな時に「我々はボランティアだ~」と息巻いて来られても、統制もとれていませんし、第一、その方々が何ができる方たちなのか? 何から着手していいやら… となるのです。

そこに「看板を背負った専門分野の活動者」が来てくれれば、その部門をお任せする事ができるでしょう。

こうやって、手放しながら組閣していくのです。

あれ?これって、平素から民間防災が行っている活動体の構築方法と一緒じゃありませんか?

 

民間防災の良いところは

こうやって平常時から訓練や体験していただける仕掛を作ってあるところでしょうね。

そして、ここから先には「活動者のための活動」につながっていきます。

いかがです?!けっして「ボランティア」を鼻にかける事無く、活動していますよね。

でもフタをあければ「無償の行為」なんですよ!

「防災人」は影なる活動ですが、「影では支援者が表面活動を行いやすく」することに神経を使っています。企業も事務方が居なかったら、皆さんに給料も払われないんですよ~

 

今後も続く「広域大災害」に向け、真意でのおつき合いをお願いいたします。

民間防災 防人 司