活動へのアドバイス

危険に立ち寄る事無く 実力行使なく 安心活動への素材集


■台風

周辺住民へ防ぐ行為(技)を見せ、準備へ導かせる手法

■台風(暴風雨)なら事前に行える!

先ず「活動服」を装着し、風で飛ばされる物、水で流される物への対処を!

A 居住先周囲への対策

 整理・片付け・固定などを施す。

 ゴミ箱や鉢植えは玄関へ入れ、自転車ならば支柱にヒモで固定。

 ベランダにも目を向ける。外周の側溝は詰まっていませんか?

 コンセントは水に浸かってしまうと使えません。

 

B 告知パネルの掲示

 台風接近時の警戒項目と行いを明記し、窓ガラスに内部から外へ向けて掲示することで、周辺住民自らが施行出来る様にする。

 

C 上記のパネルを貼り出してもらえる方を周辺住民から募る

【A 居住先周辺の対策】

★前項は実力行使なく 行えるポイントです!

自ら行っているところを周辺住民に見せるだけで、心ある方なら「私も」となります。出てこられた方々へは声をかけ、手助けをしてあげるとその場でアドバイスも行えますし、活動者(防災人)になってくれるかもしれません。また、ご近所さんと動けるなら、自主避難時の声の掛け合いを取り付けられます。周囲の方へは次項をお伝え下さい。

 

風への気の使い方は、飛ばされる!飛んでくる!!を無くす事

■生活リズムに気遣いを

 1、ゴミ収集日とバッティングする場合

   ゴミステーションへは出さないのが最善策です。ステーションがネット式

   なら100%飛ばされます。また、カゴ式もカゴ自体が完全固定されていな

   ければ同様です。路上に水が溢れてくれば、当然流され、目詰まりの原因

   になるでしょう。

 

 2、飛んでくるもの

   過去の経験上こんな物が飛んで来て、持ち主がわからなかったんです!

   トタン・瓦・バケツ・洗面器・ジョウロ・植木鉢・レジ袋・洗濯物と思わ

   れる下着。これらはさすがに誰の物かわかりませんよね。

   それから町中では、のれん・路上看板・壁看板。これらはお店の名前が入

   っていますから戻せるのですが、道路上でうろついていた状態でしたよ。

   店が開いていれば利用者にとっては避難場所にはなるのでしょうが…

 

飛んでくる!流れこんでくる!を覚悟する!

■窓ガラスに防犯フィルムを貼り、防犯センサーも付ける。

 土砂が外壁に当たれば振動で鳴り、1Fに流れ込めばマグネットも外れて鳴り

 響き、危険を知らせてくれます。

 土砂・水圧で開かなくなる事も想定し、窓等からの脱出ルートは確保しておき

 ましょう。

さて、台風は風害だけではありません。

 

■水への気の使い方

 1、側溝の詰まりを排除

   年に2度は側溝の泥上げは行っておくのがベストですね。

   明るい時間帯は、室内から路面の雨水の溜り方と流れ方を観察しておくと、逸水した時点で、いち早く危険を察知できます。

 

 2、用水路・河川・海・港湾

   豪雨では必ず犠牲者が出るのが、用水や河川の状況を見に出かけて流されるケースです。

   台風進路の情報を得たならば、先ずは予測を立てられるようにします。

   風が吹きはじめてからでは、風の抵抗を受けるシートなどを持っているだけで飛ばされ、川に落ちたりする事も想像できますよね!

   台風は事前対策が行いやすい位、時間には余裕がありますよ。

 

 3、豪雨時は家庭でも水を使わない工夫を!

   お風呂や洗濯、炊事で出る廃水も、下水や生活廃水として終着点に集まります。

   外に向かう水量を少なくさせる事は、下流域被害を無くせる要素でもあります。

 

■火への気の使い方

 ◎悪天候時の火災予防

  天候の悪い時の食事は、火を使わない食事を考える必要があります。固形食や缶詰めを準備し、固形食はお湯で溶かせば、流動食にもなります。

  お湯は電気ポットを使い沸かしておけば、停電になってもしばらくは保温されています。停電時のロウソクもやめ、LEDランタンなどの電池式のものを使います。

【B 告知パネルの掲示】

窓に防犯フィルムを貼ったなら、A3サイズからA2サイズ程度の発砲ボードを準備します。

そのボードにコピー用紙や画用紙を貼り、今行った行為を箇条書きして室内から貼り出し、通りを行き交う人たちへメッセージを送るだけです。

 

■構成

上記パネルを窓越しに外へ向けて貼り出します。

四隅に穴を開け、吸盤をつけるか、穴だけ開けて、レバー式吸盤で窓に固定します。

【C パネルの掲示協力者を募る】

通行量と見やすさを考慮して協力を依頼します。時には家屋外壁となるケースもあり、防水の為、ビニール袋等でパネルを包んでおきます。

外に貼り出す場合は、パネルが飛ばされない様にヒモで固定できる場所に設置させて頂きましょう。


■防犯

周辺住民へ防ぐ行為(技)を見せ、参加へ導かせる手法

 

■居住先地域に「防犯パトロール隊」が結成されて

 いない場合

 必ず活動体の「活動服」を装着し、複数(2名以上)の固まりで動きます。

 

 A 活動装備品・携行品の必須

 「災いを防ぐ」ボランティアである事を表面化させます。

  1、防犯腕章(蛍光色)

  2、活動体の活動帽または警察指定の活動帽

  3、身に付けられるライト(手をあけておく為)

  4、青色LED点滅帯(ベスト等)

 

 B 管轄警察署・交番を拠点に

 活動者の集合場所として管轄する警察署または、地域交番からスタートします。活動終了・解散時も同様で、異常の有無等を報告して解散します。

 

 C 警察の地域課員と同行

 出来れば交番員が同行してくれれば、活動者自身の安全につながります。

 ただし、交番員は110番急訴に対応しなければなりませんので、終止、同行する事は困難となります。

 事前に活動日時等を報告しておくと良いでしょう。

 

 D 居住先地域との協働

 居住先の自治会長や町会長に話を通し、自治会の会合にて同行する方を募ります。

 地域防犯部会の結成へ向かえます。

※「自ら動く事だけが活動ではない」事も意識しておいて下さい。

活動者の為の活動(バックアップと連携)の必要性を見せる!

■地域の「防犯パトロール隊」と協働する場合

 必ず活動体の「活動服」を装着し、「災いを防

 ぐ」ボランティアである事を表面化させます。

 

 A 活動者の安全を図る為の活動を

  1、映像を残す

  2、写真を撮る

  活動時に何かあっても「実力行使」を持って征する事は出来ません。

  活動者が複数居るからと言って、威圧的な態度を取ると、ことさら話がねじ

  れるケースもあり、横柄な対応を自嘲させる為にも映像や写真を採用しま

  す。立場は「記録」担当とし、同行します。

  またこれらは、現に犯罪が行われている場面でも有効となります。

 B アナタの資格を有効に

  看護資格や応急救護資格などがあれば、軍隊のようなユニットとして編成できます。

  その中には、通信もあって良いでしょう。

  無線有資格者や使用者も同行させれば、携帯電話が通じない事案が発生しても活用できますし、【災害機動通信隊】の様な基地局(事務局)を設置している活動体もありますので、協働を依頼してみます。

  同行してもらえれば相互の通話も可能となり、基地局から110番や119番への手配も可能となります。


■警防活動

警防とは…

 事故の起こるのを警戒し防止すること。民防の基本行動です。

 

 A 活動手法は…

 「知識公開法」と「告知法(広報)」を混合した手法を用います。

 

 ★知識公開法とは…

 「知識公開法」とは、あなたに備わった知識を伝え、真似ていただく方法です。その多くの手法は「告知法(広報)」によって行います。

 

 ★告知法の手法は…

 1、時節に合わせた対策法をチラシに構成して配付。

 2、看板や掲示板、車両を活用し広告。

 

 B 告知(広報)には規制がある

  1、ビラやチラシはいたるところには張り出せない。

  2、車両広報にはスピーカーは使えない。

  3、ポスティングが出来ない建物構造がある。

 

 ★ならば、どのようなやり方をするのか

  1、一度に多くの方には知らせられませんので、知り合いや、チームメイト・スタッフの家族から始め、その方々をあてがって、チラシをまいていただきます。

  2、チラシの枚数は最少枚数とし、必ず官庁の作る内容とは別格の物とします。

  3、あてがう人数×10枚程度で、確実に目を通してもらえる数量にします。

★抑止・抑制の活動見本は?

交通安全運動に参加されている「ハーレーダビッドソン」愛好家の皆さんは、パレードを広報活動とされています。

このように、実力行使をせず、アピールする行為も抑制につながります。

 

前項の「台風(自然災害)」「防犯パトロール」にも書き添えましたが、自宅を広報板として活用し、三者にも行ってもらう様に仕向けることで、あなたの存在感を与え、行いへの理解者を求められます。くり返していればその内、相談に来る方も増えて来るでしょう。そうなれば受入先として開設することも出来ます。

 

なにより、犯罪・災害にとらわれる事なく活動する為には、自らが探究し、対策法を知ることが必要ですね。

★抑止活動を足掛かりにしてみる

2011年4月以降、採証カメラを取り付けるパトカーが増えています。違反車を記録するシステムを、密かにアピールする為に作製してみました。

もちろん、実際にドライブレコーダーや、ワイヤレスカメラを前後に取り付けてあります。三者へは意図も見てとれ、何より、接近車が少なくなり、追突事故への抑制となりました。

 

記載項目にはメッセージ性はありません。これが「交通安全」や「車間あけよ』じゃ効果は無いのです。ここが、官が発行するものとの差で、知恵が無いと出来ない事なのです。ちなみに、取締の行為は行いません。もちろん車載カメラの設置が読み取れますので、車上狙いへも抑制効果があります。

 

★車両広告の応用編

コメントは単純です。

目的に合わせた項目をマグネットプレートにして作っておくだけです。

そう考えると、交通系の方が効果ありそうですね。

★交通編

先の「ハーレー」もそうですが、交通系には案外、「もどき」が効果絶大です。「ハーレー」はそもそもUS POLICEの白バイも多く、乗車服は日本の白バイ風の物まであります。暗黙の了解のもと、「ハーレー」を走らせているだけで、スピードダウンさせられる、いわば看板的役割を果しているのです。この看板が広告活動ですね。

 

四輪では?

そう簡単では無いでしょう。白黒パンダ(パトカー)は車両法で認められていませんし、覆面車ではそもそも秘匿性を高めてあり、一目でわからないと効果はありませんからね。

 

活動素材もできています。地域警戒活動「SAKURA」


■災害時の初動体制は

上記を軸に組み立てておきます。

自分達だけでは太刀打ちできない事も多くありますので、横のつながりを重点的に増やして行きましょう。


■通 信

自分が扱える武器を活用するのがコツ。

活動極意:三者へは通信内容を漏洩出来ない。ならば電波法を味方に!

A 非常通信の傍受…

 登山者が発するSOSを受信出来る様、常に呼出しチャンネルをマーク(傍受)しておきます。

 ★HAM:144,50MHz/433,50MHz

 ★デジタル簡易無線:15ch

 SOSを受信すれば、119番・110番へ通報する活動です。

 

 ■存在が明らかになっても…

 電波法で定められていますので安心して受信内容を通報出来ます。

 

B 電波監視・監督

 スキー場では、「電波マナーアップ運動」として看板をあげての活動を行います。

 特に、最近出回っている「BELL SOUTH」など、国内の電波法では認められていない周波数を使うものを、レジャー無線として使用する人たちへは、「電波監視」を表面化させ、自粛させるのが狙いです。

 

 尚、特別な権限を有しない為、取締は行いません。あくまでも傍受警戒監視をアピールし、本来のレジャー無線でのSOSを受けてあげる、ゲレンデパトロールの一環です。

 上手くすれば、現場パトローラーとも共有出来るかも知れませんね。

 実施する際は、スキー場運営者と提携を行い、ロッジや管理施設内で開局します。旗揚げもゲレンデに向け、ロッジやゲレンデへの出入口周辺に設置します。

 

 空中線の設置が必要な場合は、簡易で取り外しの効く方法を用い、施設内での開設が無理な場合は、駐車場の一角を借り、自家用車に活動看板を設置し、開設します。


■コラボレーション(恊働)のコツ

活動者同士で安全をはかる

 

《二輪部隊には四輪部隊が必要》

バイクや自転車を用いて、被災地活動をお考えなら、先ずは、移動(搬送)と寝床に使えるように、四輪車(ワンボックスタイプのバン型、平ボディー型)とコンビを組むと良いでしょう。

 

A 二輪を軸にすると…

★事故遭遇への配慮

 四輪車に積み込んで、運転を交互にするだけで、移動先までの体力温存となり、途上事故に遭う確立も下がります。

 

★故障時

 何と言っても「故障」してしまうと単体では移動できません。

 

★荷物

 バイクでは運べない長物、数量はさすがに四輪の方が勝るでしょう!

B 双方

★交通費の削減

 まとまって動く方がコストは低い。

 

★休憩場(寝床)

 冒頭の通り、休息するには平らな場所が必要です。

 テントを張るより、手間もかからず、その分荷物も減らせられます。

 

プラスα《現場指揮所になる》

 活動隊名の入った「のぼり旗」をかかげ、その場に位置する事を知らせます。

 活動者が離れる時は、通信機などの連絡手段が必要!

 そうすれば、そこが基地局=指揮所になります。


■福祉防災

本来の活動にプラスし、「弱者」に直接手をかせるのが魅力。

 

活動極意

「防ぐ」知恵さえあれば、居住域からカラダまで「安心」設計してあげられる!

 

A 顧客サービスの一環として…

 常備薬(配置薬)会社や訪問介護、保険会社、銀行、郵便局の外交員さんなどは、対お客様となります。

 このお客様が解約されるだけで売上ダウンとなるのでしょう?!

 ならば、永くおつき合い出来る様、手を打っておくと良いですね。

 特に保険会社は、お客様には「保障」という安心を植え付けている業種であり、危機管理への手ほどきは筋違いにはならないでしょう。

 ここは一つ、顧客サービスとして家具の反固定に手を貸してあげ、100円ショップで窓センサーを用意してプレゼントして取り付けてあげると良いですね。

 取り付けたならば、一度鳴らし、当人とご近所の耳に入れさせておきます。

 

 これらの設置は、一度行えば完了しますので、経費もかかりませんからね。とっておきの「安心」サービスです。

B 介護活動とも併用…

 冬季の買物支援ボラや除雪ボラなどの季節限定活動とも併用出来ます。

 もちろん、散歩ボラなどの介助・介護の平常活動にも言えますね。

 先ずは、アナタに知識を得ていただき、その場が「安全」となれば、アナタの身も安全になり、介護に集中出来るでしょう。