☆活動品を取りに行けない


■セットした活動グッズを取りに行けないのです

私は一日の2分の1程度、一週間でも6日は自宅以外にいます。しかも、往復50kmの通い道です。

その路線上には、浅野川・犀川・手取川といった、3河川の橋梁を渡らなければなりません。発災のタイミングによっては、橋を渡る直前かも知れません。

 

地震災害時は、橋梁や高架橋の異常の有無が確認されるまで、一旦は車両通行止めがなされます。管理者が常駐するところ(例えば、有料橋等の料金所のある場合)は即時、進入信号は赤になり、遮断機が降ります。

一般道橋梁でも、防災計画上、道路管理者(国交省や自治体)によりバリケードが設置されます。私はこの時点で、クルマを使っての移動を制限される事は間違いありません。

 

いずれにしろ、発災した時点では停滞する場で「被災地行動」を取る事となります。しかし、この時に手元には活動備品や非常食も何も無いと言う事!活動要素が無いのです。

 

拠点を定め、備蓄と活動備品を準備するも、それらを取りに行けない!戻れば職場に向かえない!これも事実。

その場に居なければ活用する事も出来ないと言う事です。

 

ならば打開策を探ってみる。

■予備セットをつくる!

先ずは、どの時点で不足するかを予測してみます。

1、職場

2、移動中

 

現在の生活スタイル上ではこんなところでしょう。

いずれにしても軸となるのはクルマ。

ならばと思い、「着替え」と「活動品」の予備品をワンパックして、クルマに搭載してみた。

民間防災Tシャツ3枚、BDUパンツ1本、ソックス3足、バスタオルとタオル各1本、下着(パンツ)3枚。これらをジップロック式の袋に詰めてあります。

ヘルメット、ケプラーグローブは既に積んであり、衣類は夏冬兼用のものをセットしておけば、少しは安心出来るでしょう。

 

後は食べ物をどうするか?を克服しなければなりませんね。

 

 

■セットした活動グッズは家族と住民に託す!

私が居なければ使い方もわからず、デッドストックとなるのは目に見えています。

そこで、家族・近隣の住民が見て、直ぐにわかる様に物置きにリスト表を作り、品の梱包にはその品の使い道を解説してあるD-Bookのページをプリントして同梱しました。まるで遺言状ですね。

 

 

■買い占めになる理由も混在!

しかし、どの時点で通行止めが解除されるのかは思慮されません。私とて「食料」程度は手に入れておかねば、その場で何日滞在しなければならないか?はわかりませんからね。

 

先の「手元にグッズ(必要なもの)がない」事で、付近のコンビニや、商店に走る。この行為が、買い占めにつながってしまうのです。

 

 

■25km先の自宅と何で連絡をとるか?!

私のクルマには145・435MHzのアマチュアハンディ機が1機と435MHz帯が1機、日常から腰には145・435MHzのハンディ機を付け持ち歩いています。しかし、さすがにハンディ単体では25kmは難しいでしょう。

 

職場周辺には高層建物もあり、上階からであれば何とかならないか?!そう思ってはいますが、それ以前に、家族にもHAM免許を取らせなくてはいけませんね。

 

ならば、無資格で使えるデジタル簡易無線ではどうか?!これも試す価値あり!

つながってしまえば、備品庫への指示も出来るし、なにより安否確認ができる!