2023,9月 台風13号

9月7日~9日にかけて関東から東北の太平洋側で線状降水帯をもたらした台風。

短時間降雨量が極めて多く、千葉県から東北・北海道の広範囲で土砂災害、河川氾濫、道路冠水、家屋浸水の被害が発生。

警察職員も点検作業中に犠牲となる。


令和5年9月14日 10:30 現在 国土交通省

 

○台風第13号は、5日から7日にかけて日本の南を北上して、8日には東海道沖へ進んで熱帯低気圧に変わった。

○南から暖かく湿った空気が台風の東側に流入し、台風の中心から離れた場所で雨雲が発達して、関東甲信地方や東北地方の太平洋側では、8日から9日にかけて大雨となった。東京都(伊豆諸島)、千葉県、茨城県及び福島県では、8日に線状降水帯が発生し、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降った所があった。これらの地域では、観測史上1位の1時間降水量を観測した地点があったほか、7日から9日にかけての総降水量が、400ミリを超えた地点や平年の9月の月降水量を超えた地点があった。

○東京都(伊豆諸島)や静岡県では、8日は非常に強い風が吹き、これらの地域では、30メートルを超える最大瞬間風速を観測した所があった。

この台風の影響は進路から離れた北陸地方でも降雨をもたらし、北陸を走るJR各線では運行取り止め、運休の措置をとった。


被害

令和5年台風第13号に伴う災害にかかる 災害救助法の適用について【第3報】

 

【災害救助法を適用】

福島県、茨城県及び千葉県は、9月8日、9市4町に以下の通り災害救助法を適用しました。

 

・福島県(いわき市、南相馬市)

 

・茨城県(日立市、高萩市、北茨城市)

 

・千葉県(茂原市、鴨川市、山武市、大網白里市、長生郡睦沢町、長生郡長柄町、長生郡長南町、夷隅郡大多喜町)


報道から読み取る(NHK)

  • 台風13号 大雨【被害】福島 いわきで床上浸水1000棟超 

    台風13号や台風13号から変わった熱帯低気圧などの影響で、関東や東北では大気の状態が不安定になり局地的に雨雲が発達しています。これまでに降った雨で、福島県いわき市で1000棟余りの住宅が床上まで水につかるなど、茨城県、千葉県の各地でも浸水や土砂崩れなど被害が相次いでいます。

  • 茨城 日立 大雨で市庁舎が一時停電 “検証して対策” 市長 

    台風13号による記録的な大雨で土砂災害や浸水などが相次いだ茨城県日立市の小川春樹市長が記者会見し、災害の復旧に取り組む考えを示すとともに、市役所の地下にあった電源設備が水につかって、一時、庁舎が停電したことについては「構造上の課題もあったと考え、よく検証して対策していく」と述べました。

  • 大雨 ピーク過ぎるも土砂災害警戒を 北海道は激しい雨のおそれ 

    関東や東北の太平洋側を中心に降った記録的な大雨はようやくピークを過ぎましたが、8日に線状降水帯が相次いで発生した千葉県、茨城県、それに福島県では太平洋側を中心に地盤が緩んでいるところがあります。土砂災害への警戒を続けてください。

  • 台風13号【交通情報 9日】JR東日本 一部の在来線 運転見合わせ 

    千葉県や茨城県などの一部の在来線は大雨の影響で線路に土砂が流入するなどしたため、9日も運転の見合せが続いています。

  • 台風被害確認の警察職員 屋上から転落して死亡 千葉 大多喜町 

    8日、千葉県大多喜町の警察施設で台風13号による被害状況を確認していた警察庁の技官が、屋上から転落して死亡しました。

  • 台風13号【8日被害】千葉で土砂崩れ100件超 茨城 福島など被害 

    台風13号の影響で、千葉県などで猛烈な雨が降ったとみられ、各地で浸水や土砂災害が発生しています。引き続き、安全を確保してください。各地の被害状況についてまとめています。

  • 台風13号 熱帯低気圧に 福島と茨城に線状降水帯 安全の確保を 

    台風13号から変わった熱帯低気圧や高気圧の縁を回る湿った空気の影響で関東や東北では大気の状態が非常に不安定になっていて、福島県では発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し、猛烈な雨が降ったとみられます。災害の危険性が急激に高まっているため、引き続き安全を確保してください。

  • 台風13号【交通情報】JR東日本 あすも在来線一部で計画運休 

    JR東日本は、9日も一部の在来線で計画運休を行うとしています。羽田空港を離着陸する国内の空の便にも欠航が出ています。各社は、ホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

  • 千葉県 茂原市など8市町に災害救助法適用 2019年台風15号以来 

    千葉県は、台風13号に伴う災害により多くの住民が被害を受けるおそれがあるとして、県内の8つの市と町に対し、救助活動にかかる費用を国と県が負担する災害救助法を適用することを決めました。

  • 【気象予報士解説】関東甲信 東北 土砂災害などに厳重警戒を 

    台風13号などの影響で大気の状態が非常に不安定になり、千葉県や茨城県、福島県では発達した積乱雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生しました。関東甲信や東北の太平洋側では9日にかけて大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の氾濫に厳重に警戒するとともに、強風や高波、落雷、竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。今後の雨の見通しと注意点について斉田季実治 気象予報士の解説です。※9月8日 21時台のニュースで放送した動画です。(動画は1分47秒 データ放送ではご覧になれません)

  • 宮城 南三陸町 志津川地区 角田市 涌谷町に高齢者等避難情報 

    宮城県南三陸町は台風13号の接近に伴い、午後5時に志津川地区に高齢者等避難情報を出しました。5段階の警戒レベルのうちレベル3に当たる情報で、高齢者や体の不自由な人などは避難を始めるよう呼びかけています。これまでのところ、宮城県内では角田市と涌谷町の全域に高齢者等避難の情報が出ています。

  • 福島第一原発 台風13号接近で処理水放出停止も 東京電力 

    福島県の太平洋沿岸にある福島第一原子力発電所では、処理水を薄めて海へ放出する作業が続いていますが、東京電力は、台風13号が接近した場合、設備の監視を強化するほか、竜巻注意情報や高潮警報が出された場合には放出を停止することにしています。

  • 【リアルタイム解説】千葉で猛烈な雨相次ぐ「緊急安全確保」も 

    台風13号の接近に伴い、千葉県では昼すぎにかけて1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が相次いで降ったとみられ、災害の危険性が急激に高まっています。警戒レベルが最も高い「レベル5」の緊急安全確保が出されている地域もあります。厳重に警戒し、安全を確保するようにしてください。河川の状況、土砂災害の危険などについて社会部災害担当の 徳田隼一記者の解説です。※9月8日 14時台のニュースで放送した動画です。(動画は5分36秒 データ放送ではご覧になれません)

  • 台風13号 千葉 静岡など 約7630戸で停電(午前11時半時点) 

    東京電力によりますと、8日午前11時半の時点で、東京電力管内の千葉県と静岡県などの一部では、あわせておよそ7630戸が停電しているということです。停電しているのは▽千葉県でおよそ4540戸▽静岡県でおよそ2630戸▽茨城県でおよそ240戸▽埼玉県でおよそ220戸です。また、三宅村でも停電が発生しているということですが詳しい状況は調査中だということです。

  • 茨城 常陸太田 1万9331世帯4万9240人に高齢者等避難の情報 

    茨城県常陸太田市は台風13号が接近しているとして8日午前10時、市内全域の1万9331世帯4万9240人に、高齢者等避難の情報を出しました。5段階の大雨警戒レベルのうち警戒レベル3の情報で、常陸太田市は高齢者や体の不自由な人などに避難を始めるよう呼びかけています。

  • 台風13号 きょう東海~関東に上陸のおそれ 最新情報の確認を 

    台風13号は、8日午後にも東海から関東に接近し、その後、上陸するおそれがあります。東海と関東では台風の接近前から雨が強まる見込みで、伊豆諸島では8日午前にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。

  • 台風13号 東海道新幹線 8日始発から運休や運転見合わせおそれ 

    台風13号の接近に伴い、JR東海は8日の始発から東海道新幹線で運休や長時間にわたる運転見合わせが発生するおそれがあるとしていて、SNSやホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

  • 【気象予報士解説】台風13号 今後の見通しは 大雨警戒 

    台風13号はやや発達しながら北上を続ける見込みで、7日にも東日本に接近し、上陸するおそれがあります。台風周辺や台風本体の発達した雨雲により、東日本や北日本では9日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるところがある見込みです。特に、東京の伊豆諸島では7日夜からあ8日午前中にかけて発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。今後の雨の見通しと台風13号の進路について、佐藤公俊 気象予報士の解説です。※9月7日 11時台のニュースで放送した動画です。(動画は1分48秒 データ放送ではご覧になれません)

  • 大気不安定 伊豆諸島 7日午前中にかけ線状降水帯発生のおそれ 

    前線や暖かく湿った空気の影響で、北日本や東日本を中心に大気の状態が非常に不安定になり、局地的に雨雲が発達しています。東京の伊豆諸島では7日の午前中にかけて発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。

  • 台風13号 7日夜から9日ごろにかけて東日本に接近のおそれ 

    台風13号は日本の南の海上を北寄りに進み、7日夜から9日ごろにかけて東日本に接近するおそれがあり、最新の情報に注意してください。

 


道路状況

社会福祉協議会