災害時・非常時に着る服

災害大国「日本」での必須アイテムの防災ウエアはミリタリーペックの生地で縫製する活動服です。

上着は共通デザインで、通信機用ループ、ベルクロ(マジックテープ)、肩章ベルト、ウエスト絞り、ロールアップ袖、3M製反射帯を使用しています。

縫製はパイピングエッジ仕上げでしっかりさせてあります。

 

2021年3月よりパンツの反射帯をマイナーチェンジしました。

①ブラックライダースパンツ 2トーンカラー

見栄えのするセパレートスタイルで人気です。

この手だけがパンツを乗馬型スタイルにしています。二輪や四輪に乗車しての活動者も多く、バイクや自転車は特に着ている人間を目立たせることで自分自身の安全性も高まるのです。

クルマを使う支援物資搬送などの活動者も同じで、クルマの標記に合わせ、着る人を目印にすることで物資を待つ方たちにアピールができるのです。そういう意図のあるカラーリングで作ってみました。

落語家の「桂枝曾丸」さんも着用中ですね。


②タクティカルネイビー

濃紺色ベースの防災服は屋内外兼用で着ていただけます。しかも活動内容にとらわれないメリットもあり、災害時のみならず平時の防犯活動にも用いられます。

このネイビーからレッド、ブルー、オレンジ、イエローのカラーバージョンのパンツはBDU(カーゴ)スタイルになります。

皆さんの活動に合わせて収納ポケットとベルクロの利便性を向上させていきましょう。


③セーフティブルー

青色ベースの防災服は交通や航空といった色イメージがあります。白バイ隊もスカイブルーを使うがごとく、屋外で目立つ安全色でもあるんです。

実際、医療系のチームでもこのブルーを用いられており、「コードブルー」という用語もあるくらいです。DMATやDPAD、医療資器材を搬送支援する乗車チームにはこのカラーをお勧めします。

被災地の警戒活動者もこのカラーを希望されています。


エマージェンシーレッド

赤は危険区域での作業に必須なカラーです。

特に屋根に上る作業などに最適で、ブルーシートが張られてもこの赤を着ていれば同化しないということ。

道路の異物排除や泥カキ、家屋や崖へのブルーシート張りといった作業をメイン活動とするチームにはこの色をお勧めしています。


レスキューオレンジ

カラーバージョンでは初となる夏生地と合生地で製作していきます。

 

災害時には必須カラーとなるオレンジは、なんといっても救援者、救助者をはじめ、避難者が集まっている場での目標になります。

オレンジをチームカラーにしている活動体も多く、地区防災などの役員とスタッフ(住民)にも割り当てている町内会も存在します。

レスキューオレンジはこのデザインのほかに「新基準生地」を使った夏用の薄手スタンドカラータイプも発表しています。



⑥新基準レスキューオレンジVr,2(蛍光オレンジ)

「新基準生地」を使った夏対応の薄手スタンドカラータイプです。

東洋の山岳救助隊向けにデザインされたモデルで、インナーとのこすれに強い縫製法で仕上げられます。写真は第一期モデルで、最新型はマイナーチェンジのモデルとなっています。

スタンドカラーは頸動脈の保護にもなり、雨具を着た際の首への負担軽減につながります。

織はカラーバージョン同様のリップストップ裏使いです。パンツのポケットの配置に特徴があります。



クライシス コマンドスーツ

雨具のカッパや傘に使われるオックスフォードという素材を使って縫製します。

オックスフォードは各国の救助隊のユニフォームにも用いられている素材です。

日本では豪雨水害と地震の発生比率も高く、着替えられない期間が長くなることが懸念されます。雨水でも洗濯ができ、乾きの早い素材ということでこの素材で製品化しました。

写真は第二世代(Vr,2)です。

上着の胸ポケットが左右非対象の大きさで、パンツの後部ループは着て寝るときに邪魔となるため外してあります。お尻ポケットもありません。

つまり、このデザインは日本のレスキュー隊が用いているオレンジを参考に、凹凸になるポケット類は最小限にした現場作業向けのデザインレイアウトになっています。

第一世代(Vr,1)は肩ポケットの位置が高く、使い勝手が悪くこれを改善したのがこのVr,2です。

背中に刺しゅうを入れられるよう、オールシーズンタイプの一重仕上げになります。

仕様がプロ仕様ということで発表直後には救助犬・検索犬(捜索犬)に導入いただきました。

オーダーメイドは10着単位で可能です。10着内のサイズ割り当ては可能です。


ポケット類が少ないため収納には機能ベストやタクティカルベストをご活用ください。

着ると理解されますが、重量が軽いため体への負担は少なく、長時間の救出作業時には有効です。特に地区防災と企業内防災では発生当日から1週間は外作業がメインとなるため、導入のお考えをお持ちだそうです。

 

第三世代(Vr,3)

Vr,2に無い後部ベルトループを追加、上着ポケットの左右対象化、お尻ポケットを左右に追加したモデルの型紙を作りました。

1ロット10着からの縫製に対応していきます。


◆災害時や非常時のボランティア活動には費用がかかります。

  • 民間防災の豊富なユニフォーム類は小売契約または代理店契約・総代理契約(輸入業務可能)でお取り扱いが可能です。(協賛金システムにて)
  • 民間防災の各事務局さんは協賛金の一部負担で所定かけ率にて卸が可能となっていますので事務局さんが立ち上げる活動チームへのユニフォームとしても扱うことができます。

利益を得ながら次なる防災・災害時活動へ間に合わせてくださいね。

★個人購入の方

「民間防災AICHI(総代理店)」:nakamura@ski-seed.com

★お取扱いのご希望の方

民間防災「防人司オフィス」:sakimori_tsukasa@yahoo.co.jp