時に災害は犯罪と背中合わせになる!


【総合企画室】の前身である「セキュリティーチームSWAT」時代に、「連続車輌放火」事案を対象に、活動しました。

当コーナーには、活動報告と合わせ、当時、発行したチラシ・POPなども、年月に合わせて掲載致します。
今後、似通った事案が発生した場合には、行動と発行物の参考にご活用下さい。

後半には、当時の新聞報道もスクラップしてあります。


件名:石川県金沢市で発生した「連続車両放火事案」に対する活動報告


活動期間:1999年7月~2000年3月29日(事務局は結審が下りるまで続警戒)

企画物:POP(A3)、チラシ(全17パターン)。警戒区域を設定し、当該地域内の60店鋪ならびに一般民家、学校、保育所等を含む110箇所余にPOP・チラシの原本を配付。住民へのアクセス役をお願いした。
同時にK-9チームの募集も行った。

1999,7月

連続性有りと判断し「災害指定」を行い対策物の発行~配付に踏み切る。石引消防団に配付を依頼。


8月

住民の警戒心を強化することを目的に、協力者各位からの対策物大量配付を依頼。

 

9月

小冊子「火事だ!!119」のアイディア版を監視しながらポストに投げ込みを行う。

 

10月

「災害機動通信隊」加盟局に移動監視を呼び掛け、過去の発生場所付近の監視役となる。

 

11月 12月

2000,1月

長期化の兆候有り。季節の変わり目と言うこともあり対策内容を更新し、更に直接配付に踏み切り、住民の警戒心の持続を呼び掛けた。崎浦消防団からは対策チラシの発行を、土清水・涌波を特定地域とし、回覧及び投げ込みを住民に依頼する。辰巳町の犯行直後からはスタッフの居住地を基準に通行車両のチェックを行った。

 

2000,2月

「災機隊」加盟局には移動監視を中止し、室内監視を犯行時間内に集中して行うよう依頼。

 

2000,3月

車上狙いを含む対策物を新たに作成。部分配付した。

◇期間に使用したリグ…
C.B×3機。903MHz×4機。(事務局より)/他、当該地域のHAM局144MHz&430MHz帯

 

◇用途…
CBについては近距離連絡用(監視用)として使用。903MHzはモービル機を移動監視用として使用した。その他、当該地域・警戒区域内のHAMからはハンディ機を使い、同周波数での室内監視を実施。

 

◇目的…

犯人逮捕が目的では無く、次の犯行を阻止させ当該地域住民の警戒心を持続させる事。その為に、監視の目の数を増やし、犯人への威嚇を目的にチラシ・POP等の表面行動と監視活動に出たものである。

 

結果、不定期な活動であったが、少なくとも我々の周辺関係者に関しては警戒心を持ち続けてくれた。