☆瓦礫と仮設住宅


メリットとデメリット

東日本大震災では、広域すぎる問題も続出。そこには所有権や、未だ不明者もいる事で、すべてをフラット(均整化)に出来ない部分もある。

 

広域=広大な土地ではないことで、瓦礫と仮設住宅にも密接な問題が取りだたされている。

《双方の問題点》

廃棄物仮置場と仮設住宅への宅地が同時に必要。

その為にはかなり広大なスペースを開拓しなければならない。

《瓦礫の問題点》

◇整地する際、埋め立ててしまえばの声も!

埋め立てても数年後には有害な物質が出てくる可能性を秘めている。

バクテリア分解を望めない危険な物質もある。

そして、地盤沈下の恐れも。

 

◇溜めておけない危険性もある。

廃車からはガソリン漏れ、気化ガス。タイヤなども駆逐すれば異物となってしまう。

自動車の1種目だけでも、金属・ビニール・プラスチック・化繊と様々な種目に分別する必要がある。

 

金属(自動車含む)からは、サビ等も流れ出てくる。

 

地中配管には残留物(ガス、汚水)も混入している。

 

バッテリーやホームタンク、ガスボンベ、カセットガス、農薬の様な液体

それらの酸化、気化による危険性をも残している。

 

木材であれば焼却や粉砕も可能。しかし、野焼きではダイオキシンの発生は抑えられない。残留物にはクギなどの金属が残る。

 

電気系ではPCB(ポリ塩化ビフェニル)。

 

建造物からはアスベスト。

 

海洋からは海底ヘドロ。河川ヘドロ。

これらはバクテリア分解が可能?!

 

そして「放射能に汚染された土壌」土の処理だ。


法を除外視しての草案

ステップ1 

リサイクル分別法を初期の段階で取り入れる方法

仮置場で6種目程度に分別し、保管する方法を考えてみる。

次に搬出方法を考える。

 

ステップ2

既存のリサイクル工場に直接持ち込む方法

仮置場の時点で行えば、管外の工場へも持ち込め、時短になる。

 

ステップ3

新リサイクル工場の建設化へ向かう。

雇用促進としても活用できるが、土地区画整理事業と並行は難しいことで、時間がかかる。ただし、動き出せば、新システムのライン化とはなるであろう。

環境防災への取り組みにも活用が可能(環境負荷を避ける)。

結論:すべてはコストと時間との戦いとなる。

 

※TV討論にて話題にあがった項目を抜粋してあります。

法を除外視しての草案-2

陸上処理が無理なら、海上で出来ないか?

航空機すら降り立てるくらいのパレット型の船があるなら、それを使えば良いのでは?

 

波消しブロック

金属パーツをプレスし、コンクリートで固めたものを波消しブロックや地盤沈下防止として埋立時に使えないか?

 

海中投棄

廃船ですら海の藻屑となるならば、プレス処理したものを海に沈められないか?

 

再製チップ加工

道路整備の際、アスファルトに細かくしたチップを混ぜる事は出来ないか?

グアムやハワイの道路には珊瑚が混ざっている。その為、降雨時には滑りやすいなどのデメリットもある。

ならば下敷きに使えないものか?

 

廃棄物粉砕

粉状にまで粉砕し、加工品への混入を考える。

木材:山林への散布

金属:塗料へ混ぜる

プラ:繊維など再処理や再生へ

 

と、言いたい放題書きましたが、法に捕われなければその他にまだまだ出てくるでしょう。

何とか出来そうな気がするのですが…。


☆宮城のがれき1800万トン、23年分も

 県施設被害は1兆円超

2011.3.28 11:35

 

宮城県の村井嘉浩知事は28日、東日本大震災で発生した県内のがれきの量が、現時点で1500万~1800万トンに上るとの見通しを明らかにした。県内で排出される一般廃棄物の23年分に相当するという。

 

県は同時に、県施設の被害額が1兆円を超えたことを発表。大半が津波による被害とみられる。村井知事は、県が主体となって3年以内にすべてのがれきを処分するとした基本方針を表明。同日、がれき撤去に本格的に着手する。

 

ただ被災地にはがれきのほか、大量の土砂や車も放置されたままになっており、県はがれきと並行して処理方法などの検討を進める。基本方針によると、被災地の復旧作業を迅速に進めるため、まず道路上に放置されたがれきから撤去し、28日は石巻市の県道で作業を開始。がれきは1年以内に仮置き場に集めて分別。同時に大規模な2次仮置き場を確保し、3年以内にすべてのがれきを2次仮置き場で処理する方針。


☆がれき処理「要請あれば県が代行」 樋高環境政務官

2011.3.27 12:40

 

環境省の樋高剛政務官は27日、岩手県の達増(たっそ)拓也知事と会談し、がれき処理について、市町村から要請があれば県が代行する方針を明らかにした。樋高氏はまた、新たな立法措置は行わず、廃棄物除去に関する法律を柔軟に運用するとした。

 

樋高氏は会談後、記者団に「地域の生活を取り戻すためには、災害廃棄物の円滑で迅速な処理が急がれる」と指摘。「まずは現行法で柔軟に対応していくことが重要だ」と述べた。


☆仮設住宅 入居初期にやっぱり必要

応急仮設住宅が立ち上がって入居したら、先ず何が必要か?

 

■一般家電製品

室内電灯、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯ジャー、電気ポット、洗濯機、コタツ(布団類)、扇風機、ストーブ(灯油とポンプも)

 

■生活用品

シャンプー、リンス、、ボディーソープ、、石鹸、桶(流し用、風呂用)

 

■流し回り

なべ、調理器具、調味料、食器洗浄用品(スポンジ、フキン)、食器カゴ、エプロン、ゴミ箱、ゴミ袋

 

■収納

食器棚、衣類タンス、シューズボックス

 

■室内・小物

カーテン、のれん、物干スタンド、洗濯バサミ、壁掛け時計、カレンダー

 

ここまでは、一家に一つで可能でしょう。以下は、個別に必要な品々です。

 

■生活用品

歯ブラシ、歯磨き粉、洗剤(洗濯、食器)、タオル(バスタオル、ハンドタオル)

 

■流し回り

食器、箸

 

■衣類・履物

ホームウエア、季節に合わせた衣類、下着、靴下、サンダル、長靴、シューズ、革靴

 

■室内・小物

ハンガー、めざまし時計、置き時計、腕時計

 

■寝具

敷布団・掛布団、タオルケット、まくら、まくらカバー、敷布、電気毛布

 

結論:新社会人が一人暮らしを行う時に必要なものが、頭数分必要となる。

 

このわけ方としたのは生活支援を行う場合、数読みが必要となる為で、家族構成(頭数と年代)がわかれば、ワン梱包で発送する事も可能です。

ワン梱包となれば、受け取り先も仕分けの手間が省けます。

 

さて、リストに載っていない現代の便利品があります。それは、パソコンと携帯電話です。これらは、現代では生活密着型の品でしょう。

昭和生まれがリストアップすると前項止まり。平成生まれがリストアップすると、先ずパソコンと携帯電話が入ります。今の情報を知る為には必須なのです。

リストのカテゴリには「情報」が必要となるのですね。そこで、

 

■情報

パソコン+プリンター、携帯電話やモバイルを加えておきましょう。

 

それと、どのタイミングでも重宝がられるのが、「カレンダー」と「目覚まし時計」です。

 

←これは民間防災が作っている「スマイルカレンダー」のデーター版です。

どのタイミングからでも使える様に、日にちの数字しか入っていません。

数種のパターンがあり、使う側がプリントアウトして、月と日を書込んで使います。

 


☆瓦礫と仮設住宅 メリットとデメリット

仮設住宅

幾世帯を集中化するかは、敷地面積にあわせるしかありません。

今あるスペースでしか立てられないのも事実でしょう。

 

さらには、復興住宅への切り替えも必要となり、土地のスペースだけでも自治単位では用意出来ないですね。

 

何から着手するの?

手順は瓦礫排除と整地、それができればそして低層構造の仮設建物。ということは、海側に立てなければいけないって事ですかね?