④要救助者(救護・保護)


救助を要する人の事を「要救助者」といい、介護が必要な方は「要介護者」、全般的に支援を要する方を「要援護者」と表現します。

さて、揺れがおさまり外に出ると、倒壊建物内から「うめき声」が…。 感じ取って下さい。

 

★居場所を特定する為に、その中に入れるのか? 危険度は?

 

★周囲に活動者は何人居る?道具は何がある?

 

《状況判断》

★手に負えるかの判断⇒レスキューに連絡

 

1:そこはどこ?(ピンポイントな住所が解るか?)

 

2:目標物は?(統べて倒壊していて目印となるものが無い)

 

3:伝令を走らせる。(どこへ?)

この状況を考えても、複数名居ないと対処出来ませんよね。

さて、救出する際にも注意が必要です。

 

①救出した人が出血していたら、カラダに触れて良いものか?

※体液には触れない。専用のオーバーオール(衛生着)やプラスティックグローブ、ゴーグルが必要。+応急救護のツールも必要!

そんなもの個人が持っているわけが無い!

その為にも、街角には防災備品庫が必要!となるのです。

 

②クラッシュ症候群やせき髄損傷など、疑い出すと手が出せない。

※もどかしさ。検索活動は看護士、介護士と合同・協同で行うと良い。

 

③負傷者は埋もれている人だけではない。

※立ちすくんでいる方や、這い出たと思われる人には、どこの誰か?他に家族は?どのお宅?など、その場で聴取してから、保護、移送する。

そこにはまだ要救助者が居る可能性がある。

 

④搬送の手段は?(救急車を呼べるか?自分達で動かして良いのか?)

※通信手段があるなら119番へ加電し、状態を説明しながら指示を受ける。ただし、停電や緊急回線も許容を超えるとつながらない為、予めもう一つの手段を考えておく。例えば無線機など。